ダイエットログ減量のための基礎知識

「合わなかったからこそ、わかることもある」~私が試してダメだったダイエット法たち~

ダイエットログ

今では、PFCバランスを意識した食事と筋トレで、体重を安定させながらゆるやかなダイエットを続けられるようになりました。

でも、ここにたどり着くまでには、「これなら痩せられるかも!」と信じて試した、いくつものダイエット法がありました。そして、その中には私には合わなかった方法も少なくありません。

今回は、そんな“遠回りだったかもしれない道”を振り返りながら、「なぜ合わなかったのか?」を考察してみます。誰かの参考になるかもしれない、そんな小さな記録です。


試したけど合わなかったダイエット法とその理由

糖質制限ダイエット

■ どんな方法?

糖質制限ダイエットとは、ご飯・パン・麺・イモ類・甘いものなど、炭水化物を大幅にカットし、たんぱく質や脂質を中心とした食事に切り替える方法です。
一般的に、1日の糖質摂取量を70〜130g程度に抑えることが推奨されます。
(※日本人の平均糖質摂取量は250〜325g)


■ 実際にやってみた感想

とにかくお腹が空く!

  • 食事の満足感が得られず、常に空腹&イライラ
  • 「ご飯・パンを減らせばOK」と思い込み、間食で甘いものや菓子パンを食べていたという矛盾もあり…
  • 結果的に我慢ばかりの食生活になり、ストレスの方が大きくなってしまいました

■ 続かなかった理由を考えてみると…

  • 主食を減らすだけで、他の栄養バランスが崩れていた
  • 糖質=悪と決めつけ、「微調整」ではなく「極端な制限」になっていた
  • 空腹によるストレスで、反動的に甘いものに手が伸びていた

■ 今の自分なりの工夫(ちょうどいい“減糖”)

今では、「完全制限」ではなく「ちょっと控える」くらいがちょうどいいと感じています。

  • 🍚 白ご飯:普通盛り(180g) → 小盛り(150g)に
  • 🍽 朝食:オートミールで満足感と栄養を両立
  • 🍞 間食・昼食:ベースブレッドなど栄養価の高い低糖質食品を上手に活用

📌“糖質制限”というより“糖質の微調整”という意識で取り組むことで、ストレスなく続けられるようになりました。

(2)置き換えダイエット(プロテイン・スムージーなど)

■ どんな方法?

置き換えダイエットとは、1日3食のうち1〜2食を、低カロリーで栄養バランスのとれた食品やドリンクに置き換えることで、摂取カロリーを減らすダイエット法です。
使用されるのは、プロテイン飲料、酵素ドリンク、スムージー、ゼリー、スープなどが一般的。カロリー制限系ダイエットの一つです。


■ 実際にやってみた感想

取り組んだのはほんの少し。でも、すぐに「これは続かないな」と感じました。

  • 置き換え食品はコストが高い!試供品や人からもらったものを試しただけで、自腹で継続しようとは思えませんでした。
  • ドリンクやゼリーなど、食事としての満足感が薄く、「せっかくお金を出すなら自分で納得のいく食事をとりたい」という気持ちの方が強くなりました。
  • 「これで満足できる人もいるかもしれないけど、私はちょっと違うな」と、心が納得していなかったのだと思います。

■ 続かなかった理由を考えてみると…

  • コスパ(費用対効果)に納得できなかった
  • 咀嚼がなく「食べた気」がしないことで、満足感も幸福感も薄かった
  • 「味は悪くないけど、楽しくない」。これが、私の本音かもしれません

■ 今の自分なりのスタンス

完全な置き換えはしていませんが、プロテインは1種類だけ時々取り入れています

  • 筋トレ後のたんぱく質補給
  • 食事でたんぱく質が足りないと感じたときの補助
  • 水分補給を兼ねて、間食代わりに活用

📌 基本方針は「食事から栄養をとる」。プロテインなどはあくまでも“補助”として使うのが、今の私にはちょうどいい使い方です。

置き換えダイエットは、時間がない人や食欲の少ない人には合うかもしれません。
でも、“食べることも人生の楽しみ”というタイプの私には不向きでした。
自分の価値観や性格に合っているか?も、ダイエットには意外と大切なのかもしれません。

(3)断食・ファスティング

■ どんな方法?

ファスティング(断食)は、一定時間または数日間、食事や固形物の摂取を控えることで、消化器官を休ませ、体のリセットや腸内環境の改善を目指す健康法・ダイエット法です。
酵素ドリンクやスムージーなどで最低限の栄養を補いながら行うスタイルが一般的で、人気の手法に「16時間断食(オートファジー)」があります。


■ 実際にやってみた感想

実はこの方法、1年以上取り組んでいました。

  • 知人に「現代人は食べすぎ」と言われ、「なるほど」と思い、朝食を抜く生活へ
  • 夜20時〜翌日12時までの16時間断食を1年間継続
  • 最初は午前中の空腹に戸惑いましたが、徐々に慣れて苦ではなくなりました

■ 結果どうなったかというと…

三時のおやつの爆食いが止まらなくなりました。

  • 「朝食べてないから少しくらい大丈夫」という甘えが出て、
     おやつタイムに菓子パン・カップ麺などの“エンプティカロリー”食品を習慣的に
  • 体調がいいと思い込み、3日間ファスティングにも挑戦しましたが…
     → 1日で体調を崩してリタイア

■ 数値で見た“思い込みの失敗”

  • 1年間のファスティングで、体重は変化なし
  • 体脂肪率は**29%**と高止まり(今より+4kgの脂肪)
  • → 現在の筋トレ生活では体脂肪率23〜24%。つまり、減らしたのは“食事”ではなく“筋肉”だったのかも…?

■ 続かなかった理由を考えてみると…

  • 1日3食のリズムが染みついていたので、体と心がかえって混乱した
  • 食事の満足感が少なくなり、爆発的な間食習慣が形成された
  • 体調不良との因果関係は不明でも、「もうやりたくない」という印象が残った

■ 今の自分なりのスタンス

今は、無理なく1日3食の中でバランスをとるスタイルに戻しています。

  • 朝もしっかり食べて、そのぶんおやつが減った
  • 空腹時間を無理に作らなくても、筋トレとPFCバランスで結果は出ている
  • 私には、「制限系」より「整える系」の方がずっと向いていると実感

ファスティングは、うまく使えばメリットもあるのだと思います。
でも、“向き・不向き”がはっきり分かれる方法でもあると感じました。
子どもの頃からのリズム、自分にとっての「心地よさ」も、続けられる食生活の大事なポイントだと気づかされました。

(4)激しすぎる運動系ダイエット(ビリーとの短い付き合い)

■ どんな方法?

運動でガンガン脂肪を燃やして痩せる!というスタイル。
20年ほど前に流行したあの「ビリーズブートキャンプ」に、私もまんまとハマりました。

  • 知人からコピーしてもらったDVDを自宅のリビングで再生
  • 画面の中のビリーに合わせて、全力で軍隊式トレーニング!

■ 実際にやってみた感想

結論:1ヶ月も続きませんでした。

  • 介護職からケアマネ業務に転職したばかりで、運動量が減った焦りから飛びついたけれど…
  • 体力も筋力もなかった当時の自分には、ビリーは過酷すぎた
  • リビングでひとり、跳ねる・叩く・しゃがむ…疲れるのに、なんだか達成感もない

■ 続かなかった理由を考えてみると…

  • 映像を見ながらの運動は、“受け身”すぎて飽きる
  • 「やらされてる感」が強くて、自主性がないと長続きしない
  • 終わったあとの爽快感より、「もう無理…」という消耗感のほうが大きかった

■ 今の自分なりのスタンス

今なら、ブートキャンプも「ウォームアップ」くらいに感じるかもしれません(笑)

でも、**「これをやれば痩せる」というテンプレ運動に乗っかるより、**今の私はこういうスタイルが好きです:

  • 自分でルートを選べるハイキング
  • 組み立てを楽しめる筋トレメニュー
  • 気分で取り入れられるヨガ・ストレッチ
  • **“自分で調整できる運動”**が、一番続けられる

一時的な「気合い」より、日常に馴染む「習慣」のほうがずっと強い。
ビリーと別れてから十数年。ようやく、私に合った運動習慣に出会えたような気がします。


3. 【共通点と今の自分のスタイル】

  • 無理・我慢・急な変化 → 続かない
  • 食事も運動も「足し算と引き算のバランス」が大事
  • 今のスタイル(筋トレ+PFCバランスの自炊中心)は、試行錯誤の結果たどり着いた「自分だけの正解」

🧭まとめ|失敗の数だけ、自分がわかる

こうして、自分がこれまでに試してきた「合わなかったダイエット法たち」を並べてみると――
何よりも浮かび上がってきたのは、“自分の性格”**そのものでした。

  • 「これが正解!」と押しつけられるのが嫌い
  • 我慢してまで痩せたいとは思えない
  • 自分が納得しないと、どうしても続かない

…そう、私はけっこう“自分軸が強め”な人間だったんだなと、今さらながら気づきました(笑)

誰かの成功法が自分には合わないこともある。
でも、それは失敗ではなく、**「自分の輪郭を知るためのプロセス」**だったのかもしれません。

今の私は、
PFCバランスを意識した食事と、自分で組み立てて楽しめる運動習慣。
誰かの真似ではなく、“私にちょうどいい”やり方で、ゆるやかなダイエットを続けています。


もしあなたにも「合わなかったダイエット」があるなら、
それはきっと「自分を知るチャンス」です。

向いてない方法を見送って、
“ちょっといいかも”と思える方法を、また一つ見つけていきましょう。

✅こんな記事も書いています。

楽天市場はこちら
シェアする
kinkatu-to-fu2025をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました