ダイエット・筋トレ

【静かに鍛えたい私 vs 声が大きすぎるヨガ姐さん】県民トレ室に現れた衝撃キャラの話

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県民体育館のトレーニング室。
少し古くて、マシンも年季が入っていて、場所によっては冷房の効きもまばら。
だけど、静かで落ち着いた空気があって、私はこの場所がわりと気に入っています。

私の筋トレは、いわゆる“ガチ勢”ってほどじゃないけど、
週1〜2回、自分のペースでコツコツ続けているルーティーンです。
準備運動として軽くヨガをして、30分ほどの筋トレをして、最後にストレッチ。
背中や脇をほぐすためのローラー(ダイソーで買った500円のやつ)を
ごろごろしながら使うのも、いつもの流れのひとつ。

そんな静かな空間で、黙々と「自分を整える時間」を過ごすのが好きな私。
……だったのですが。

ある日、トレーニング室にあらわれた“あの人”によって、
この静けさは、見事に破られることになるのです——。

🟨 ある日、トレ室に現れた“異色の存在”

その日も私は、いつものように静かにローラーをごろごろ。
背中と脇腹をじっくりほぐしてから、ヨガマットの上でダウンドックに入ったところでした。

……ん?
どこかから聞こえる、ちょっと大きめの女性の声。

「もっと胸開いて〜!」
「背中まるまってるよ〜!」
「その姿勢じゃ、全然効果ないから〜!」

最初はフロアで準備体操をしている子ども新体操クラブのコーチの声かと思いました。

でも違う。どうやら実際に、誰かがその場で“指導”しているらしい。

そっと視線を向けると、そこには見慣れない二人組。
小柄で筋肉質の女性と、そのパートナーらしき男性。
女性は謎に本格的なヨガウェア姿で、
鏡もないトレ室のストレッチ用のマットの上、私から3メートルほど離れたところで堂々とポーズを取りながら、男性に声を飛ばしています。

思わず、フォームローラーの手が止まりました。

……誰!?
……なんか、すごいの来たな……。

そして驚くことに、しばらくの指導ののち、その場で「三転倒立」をキメました。

格安・県民体育館の古びたトレーニング室で、ですよ?

▶県立のトレーニング室を使い倒している安価な筋トレ生活の記事はこちら。

【こんな昭和な香りのするマシンがならぶ県立のトレーニング室です】

静かに筋トレするおじさんたちと、黙々とラットプルダウンに励む女性たちに混じって、
ひときわ目立つそのポーズ。

……もはや、異世界から来た人かと思いました。

🟨 そっと流される空気ディス、そして私のダウンドック

別に、私に話しかけてきたわけじゃありません。
たぶん、連れの男性に言ったんだと思います。

でも、私がちょうどダウンドックのポーズを取っていたそのタイミングで、
「そんな姿勢じゃ、意味ないよ〜!」という声が、私のすぐ近くから聞こえてきたのです。

えっ、私?

いやいや、自己流ですいません…と心の中で軽くうなだれつつ、
ポーズをいったん解いてローラーに戻る私。

直接的な言葉じゃないのに、じんわり刺さるこの空気。
「いや別に誰のことも言ってないし〜」って顔をして、
実はまわりをバッサリ切っていくタイプの人、たまにいますよね。

さすがに「ねえ、それ私のことですか?」なんて突っ込むほど、私は若くない。
おとなしく呼吸を整えて、静かに背中をごろごろほぐしました。

筋トレ民って、あまり言葉は交わさないけど、
なんとなくお互いの距離感を読み合って間合いを取っているところがあります。
だからこそ、このヨガ姐さんの“空気をつかまない系アグレッシブ”な存在感は、ひときわ異質だったのです。

🟨 声が大きい人が“すごい”わけじゃない

トレーニング室には、いろんな人がいます。
私のように静かに自分のペースで続けている人もいれば、
仲良しペアでバイクをこぎながら世間話してる人たちも。

そしてたまに現れる、“なにかを教えたがる人”。
言ってることが正しいかどうかはともかく、
ちょっとその「場」にそぐわない、妙な温度差があるのです。

たしかに、私のヨガポーズなんて独学の自己流ですし、
フォームが完璧とは言いません。
だけど、完璧じゃないとダメ、ではないんですよね。

誰かに見せるためじゃなくて、
自分の身体と心を整えるためにやっている。
それだけでも、じゅうぶん意味がある。

大きな声で目立っている人が、必ずしもすごいわけじゃない。
静かに、自分の時間を大切にしている人だって、同じくらい、あるいはそれ以上にすごい。

だから私は、今日もいつものように、
ダイソーのフォームローラーで背中をごろごろほぐしてから、
30分の筋トレとストレッチをして帰ります。

🟨 まとめ:私は私の筋トレを、今日も静かに続けます

誰かのやり方に口を出したり、マウントを取ったりしなくても、
自分の体と心に向き合っている人は、ちゃんと伝わるんだと思います。

周りがどんなににぎやかでも、
私は私のルーティーンを淡々と続けるだけ。

自己流でもいいし、ちょっとフォームが崩れてる日があってもいい。
「行くだけでえらい」「続けてるだけで十分すごい」って、
過去の私がいちばん言ってほしかった言葉です。

ちなみに最近、背中がちょっと締まってきた気がするので、
このあいだ衝動買いした“背中あきヨガウェア”を着てみました。

【県立のトレーニング室の更衣室にて。背中と上腕は結構締まりましたよ。自己流ヨガとちょい筋トレで♪】

▶ヨガウェア衝動買いの記事はこちら

別に誰かに見せびらかしたいわけじゃないけど、
「この背中になったからこのウェアが着られるんだよね〜」と、
心の中でそっと思いながら。

これからも私は、古びたトレーニング室の片隅で、
静かに、自分のための筋トレを続けていこうと思います。

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